お知らせ

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避難訓練(通報訓練)

本日、園では火災による避難訓練を実施しました。
今回の訓練は通報訓練です。
職員が実際に119番通報をしました。
普段の生活の中で、火事や怪我・急病人などで119番にかける機会はそうそうありません。
しかし、「万が一」は空想の話ではなくて「起こり得ること」なのです。
保育園などの施設では、万が一の時の為に、訓練をしていくことは勿論
家庭でも「知っておく」ことだけでもとても大切です。

119番にかけると、消防署につながります。
以下の様な内容を聞かれるので、落ち着いてはっきりと伝えることが重要です。
消防本部「火事ですか?救急ですか?」
通報者「火事です」
消防本部「場所はどこですか?」
通報者「勝川町6丁目151番地、勝川駅北側のルネッサンスシティ2番街
建物の1階にあるマルイチ・ママサポ勝川駅前園という保育園です」
消防本部「なにが燃えていますか?」
通報者「園内調理室です」
消防本部「初期消火はしましたか?」
通報者「初期消火を行い、失敗しました」
消防本部「引き続き消火を行っている場合は
背の高さより炎が高くなっていたら直ちに消火活動を中止し、避難してください」
消防本部「避難状況を教えてください(逃げ遅れ・けが人の有無)」
通報者「職員と園児は遊んでいた公園にて待機、園内に残っていた職員は
調理員・連絡係の2名以外は園外に避難済みです」
消防本部「同じビルの全ての階に火事を知らせていないようでしたら、すぐ火事を知らせ、
    避難するように指示してくたさい」


以上の様な通報の流れとなります。
みなさんが火事に遭遇し通報者になる場合、
住所がわからなければ建物名・信号名など目標になるものを伝えること、
何が燃えているか(店舗の厨房の天ぷら油に火が付いた・枯草が燃えている等)
建物の場合はどんな建物なのか(2階建ての住宅の1階・15階建てのビルの3階等)
どんな状況なのか(けが人がいる・周囲に燃え移りそう・灯油が近くにある・天井まで火が届いている等)
詳しく明確に伝えることで、消火活動に必要な消防車の出動台数や種類を出動させることができます。
こちらで必要な情報が伝えられていない場合は、消防本部の方から質問があるので良く聞き答えましょう。
また、状況によっては消防本部より指示があるので、しっかりと聞いて落ち着いて実行することが大切です。

突然の出来事は誰もが必死になります。「知らない」と「知っている」では、その時の精神状態が全く違う
と思います。もしもこうなったら?を常日頃から考えておくことが、被害を最小限にし、命を守ることに繋がります。
火災や救急だけではなく、震災や天災などの備えとして、必要最低限の備蓄や防災グッズ・連絡手段・避難場所など、
確認や準備をしておきましょう。